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根の穴の中には細菌がいるの ? ~ E6~

投稿日:2020年02月07日

前のブログで根管洗浄の重要性について説明しましたが, 根の中の壁にある小さな無数の穴 (根管象牙細管と言います)の中に細菌は侵入しています. どの程度かと言いますと, すでに感染を起こしている場合には1,100μm以上入り込んで増殖しています. では一般的に行われている薬剤による根管洗浄では, 残念ながら100μm程度しか殺菌効果が得られません. さらに困ったことに治療時に行う根の穴の開削により削りカスが象牙細管になすりつけられて蓋をしてしまいます. この層の蓋により薬剤の浸透率も25~49 %に抑えられてしまいます. またこの削りカスの層自体にも細菌が封じ込められているのです. 従って特殊機材を使ってこの層を除去するとともに細管内の細菌を洗浄・殺菌することが「根管治療」の成功の成否を大きく左右するのです. 取り残された細菌は静かに増殖して根の先に病巣を作ります.

(Laser. 4: 2013 Er,Cr:YSGG laser and radial firing tips in highly compromised endodontic scenariosより )

 

 

 

 

 

 

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