睡眠時無呼吸症候群の治療に対する新しい取り組み ~舌の肥厚に着目~ S2 | お知らせ/ブログ | 広島市 中区の歯科クリニック|林原歯科クリニック

睡眠時無呼吸症候群の治療に対する新しい取り組み ~舌の肥厚に着目~ S2

投稿日:2020年01月15日

「質の良い睡眠」を妨げて身体に悪影響を及ぼす睡眠時無呼吸症候群の原因のほとんどが肥満であると言われています. 確かに寝るときの仰臥位により気道の圧迫と舌の沈下で生じます. そのため体重の減少を勧めながら, 歯科医の立場から口腔内装置により舌の沈下を防ぐ加療が一般的です. 

今回紹介する研究は, 体重の減少により舌そのものの脂肪が減少して小さくなり, 睡眠時の無呼吸が改善された というものです. MRIを用いて舌の体積と脂肪量に注目して変化をとらえている面白い報告です. 言い換えれば, 肥満により舌も肥厚するということでしょうか.

 以前から無呼吸の原因として舌が大きいことも指摘されていますが, 私自身何を持って「舌が大きい」とするのか不明でした. 病的な「巨大舌」はともかくとして, たくさんの患者さんの口腔を観察していると, 歯列狭窄により「舌の収まる」入れ物, 容積の小さいことも大きく影響しているのではないか と考えています. 歯列矯正を加味した「口腔育成」という概念が普及すれば と念じています.

 

 

 

 

 

 

 

 

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